YouTuberは小中学生に人気の職業とききますが、我が家でも次男が職業としてのゲーム配信者に関心を寄せていました。
私自身もゲームが好きですし「子供の考えや夢を理解したい」という想いもあったので「ゲーム実況がどんなものかやってみよう」と思い立ちました。
加えて素人が配信する動画が「副業として成り立つのかな?」という興味も後押しとなり、さっそくチャレンジしてみました。
①息子たちが興味をもっていたから
②副業として成り立つのか検証したい
結論から言うと素人が今から始めて稼ぐ事は簡単ではない
と感じました。
この記事ではゲーム実況を行うのに必要な機材や、実際にやってみてわかった事、子供にやらせてみた結果をレポートします。
ゲーム実況に必要な機材
ゲーム実況には”スイッチ、PS4”などのゲーム機と”PCとマイク”それとPCとゲーム機をつなぐ”キャプチャーボード”という機械で必要です。
私が配信を始めるにあたって新たに私が購入したものは二つ。
①キャプチャーボード
②ヘッドセット(マイク付きヘッドホン)
キャプチャーボードはスイッチなどのゲーム機をPCとつないでPCモニターにゲーム画面を出力させます。
ヘッドセットはマイクつきのヘッドホンです。
私はオンラインゲームをやるので元々、ヘッドセットは持っていましたが老朽化していたので買い替えました。
キャプチャーボード、ヘッドセットどちらも9000円くらいで合計で2万円弱です。
PCやゲーム機などは持っていた物を使いました。
PCに関しては1年くらい前に買ったガレリアというゲーミングPCでモニター込で15万円くらいでした。
※スイッチライトはゲーム実況できません。
ゲーミング環境はこんな感じです。
あと少しでべーだーチャンネルが開設できそう。その前に鬼滅観に行ってきます…♥️ pic.twitter.com/kPI4f9ylxF
— 米田(べいだ) (@40dansi1) October 17, 2020
すでにゲーム機やPCがあればキャプチャーボードとヘッドセットを購入すれば配信できます。
ゆっくり実況などの自分の声を入れない動画配信ならばゲーム機とPCとキャプチャーボードだけでOKです。
やってみた感想
実際にゲーム実況した感想は難しいの一言に尽きます。
私が難しいと感じたポイントは3つあります。
①しゃべりながらゲームするのが難しい
②大きい声を出さないと動画で見た時に聞き取りにくい
③そもそも実況そのものが難しいっていう…
まず、実況しながらゲームをする時点でハードルが高いです。
瞬時に状況を説明しつつ間が空かないようにゲームをこなしていくのは相当に難しいです。
私の場合、妻と一緒に会話しながら実況する事でなるべく話が途切れないような形にしました。
最初の実況動画を作るまで5時間くらいかかったように思います。
声も意識的に大きい声を出さないと、動画で見た時に声が小さくて聞き取りづらいです。
もしマンションなどの集合住宅で実況する場合は防音などの配慮も必要になるかと思います。
動画の出来の良し悪しは別として、ゲーム実況は新鮮で刺激がありゲームの新しい楽しみ方を教えてくれました。
自分で実況した動画を初めて見た時はちょっとした達成感がありました。
素人がゲーム実況で稼げるのか?
冒頭でもお伝えした通りゲーム実況で稼ぐのは非常に難しいと感じました。
まずYouTubeで収益化するには下記の条件を満たさなければいけません。
①直近12ヶ月の総再生時間:4000時間以上
②チャンネル登録者数:1000人以上
③18歳以上である
④広告掲載に適したコンテンツかどうか
かなり厳しい条件です。
さらに2つの大きな壁があります。
①動画の撮影に時間がかかる
②すでにクオリティの高いゲーム配信者が多数いる
動画の撮影って編集無しでも手間がかかります。
ビジネスでやるなら視聴者にも楽しんでもらえるよう作りこまなければいけません。
副業でやる場合は本業を終えてから撮影して編集してと…結構な手間がかかります。
またゲーム実況はすでに多数の人気配信者がひしめきあっています。
私も研究の為に実況動画を見始めたのですが、人気配信者はゲームもしゃべりも上手く動画も丁寧な編集がされています。
ゲーム実況は片手間でやれるような職業ではなく、専業でやるくらいの覚悟が必要だと感じました。
もちろん時間をかければ実況者としての成功はあると思いますが、人気を得るのは一筋縄ではいかないと思います。
ゲーム実況なんてやらないほうが良い?
自分が楽しむ目的でゲーム配信をするなら、すぐにでもやってみる価値があると思います。
実況しながらゲームをしたり撮影した動画を自分で見るのはハッキリ言って楽しいが収益化は一筋縄ではいきません。
作成に時間がかかっちゃうのがちょっとネックです。動画作成に時間がとれそうならやってみるのは全然ありです。
時間はあまりないけど、ゲームで稼ぎたいと考えるならばブログの方がハードルは低いです。
私もブログで年に60万円弱の副業収入があります。
こちらの記事でやりかたゲームブログの立ち上げ方などの基礎知識をまとめました。興味のある方は参考に覗いてみてください。
息子に実況動画つくらせてみた
夏休みで暇そうだし兄弟で勉強嫌いだから、実況動画を作らせてみる事に。果たして動画は出来るのか… pic.twitter.com/KYHwKHUEEf
— 米田(べいだ) (@40dansi1) August 9, 2021
今どきの子供らしくゲーム実況者になりたいと言ってるので作らせてみました。
狙いとしては興味のある事を早めにやらせてうまくいけば頑張ればいいし、ダメだったら方向転換させればいいかなって思ったからです。
それにコロナ禍で外出できずになんとなく過ごしている子供たちが可愛そうに見えた…というのもあります。
こちらがこどもたちが作った動画です。
最初の設定だけ手伝ってあとは子供たちに作らせました。初めてにしてはよくできてるかなって感じです。
一生懸命作っていたし、創作の楽しさにも気づいたみたいなので、親としてはやらせてみて良かったかなと思いました。