鬼にされた妹を人間に戻すため炭治郎は鬼殺の刃を振るう。
※ジャンプ本誌ベースで構成されています。単行本派、アニメ派の方はネタバレにご注意ください。
目次
炭治郎と鬼殺隊の同期たち
家族7人で平和に生活していた竈門家長男、炭治郎。
ある日、仕事から戻ると炭治郎の母親と4人の兄妹は殺され長女・禰津子は鬼へと生まれ変わっていました。
妹・禰豆子を人間に戻し、家族の仇を討つ為、炭治郎は鬼退治を生業とする政府非公認組織「鬼殺隊」に入隊します。
鬼殺隊では「鬼に家族を殺された」「強さを求めて」「借金の肩代わりで」様々な境遇を持つ若者たちが炭治郎と共に鬼の討伐に繰り出します。
鬼殺隊の剣士になるには
剣士になる為に基本的には2段階のステップを踏みます。

(鬼滅の刃第4話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
(※伊之助は鬼殺隊隊員と力比べして鬼殺隊の事を知り最終選別に参加したので育手がいません。)
(鬼滅の刃第27話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
山には鬼殺隊の剣士たちが生け捕りにした数多くの鬼が潜んでいる為、鬼を倒せる位に強くなければ生き残る事ができません。
炭治郎が受けた時の最終選別では5人が生き残り合格したのですが、この際に鬼殺隊当主、産屋敷が「5人も」と驚いている事から最終選別の突破の難易度の高さが伺えます。
竈門炭治郎(かまどたんじろう)
(鬼滅の刃より引用 吾峠呼世晴/集英社)
竈門家の長男で父親は早くに亡くし家族は長女禰豆子を除いて鬼に惨殺されています。
生き残った禰豆子も鬼に変えられており鬼殺隊入隊の動機は妹を人間に戻す方法を探る為でした。
最終選別を生き残り、鬼殺隊で唯一の鬼を連れた剣士として活動しています。
その為、一部の柱からは嫌悪感を抱かれているのですが共に任務・行動する事で理解を得られてきています。
努力家で働き者、優しい心の持ち主で真っすぐな性格で周囲を勇気づける太陽の様な存在です。

(鬼滅の刃第113話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
日の呼吸の型は全部で13ありますが炭治郎は12の型までしか知りません。
全集中の呼吸を会得し、鍛錬によって常中(全集中の呼吸を常時行う)も出来るようになりました。
炭治郎自身は水の呼吸は体に合わず技の威力を最大限に引き出すことが出来ません。敵に大ダメージを与える際には日の呼吸をつかって攻撃します。
また嗅覚に優れており匂いで人間と鬼を嗅ぎ分ける事ができます。
刀鍛冶の里での鍛練により敵の攻撃動作を予測して回避する動作予知能力を会得しました。
さらに無限城での戦闘によって至高の領域と呼ばれる「透き通る世界」を体現します。
「透き通る世界」とは相手の筋肉の動きや血の流れなどが手に取るようにわかる究極の先読み技術です。
日輪刀を振る姿がかつて無残を追い詰めた日の呼吸の剣士「国継縁壱」と重なって見えました。
頭が物理的にも固く頭突きで伊之助や煉獄の父を倒した事もあります。
炭治郎の額に発現した痣は能力を大幅に向上させます。始まりの剣士たちにも発現していたとの事です。
1.鬼舞辻との遭遇
2.下弦の壱・煙霧の討伐
3.上弦の陸・妓夫太郎の討伐
4.上弦の肆・半天狗の討伐
5.痣の発現
6.猗窩座の討伐
竈門禰豆子(かまどねづこ)
(鬼滅の刃より引用 吾峠呼世晴/集英社)
鬼舞辻無惨によって鬼にされた炭治郎の妹です。
禰豆子を人間に戻す事が炭治郎の最終目的です。
人間以上の身体能力と超回復能力、さらに身体を自由に伸縮させる事もできます。
血鬼術「爆血」は鬼に有効なダメージを与えます。
自力で鬼舞辻無惨の呪いを外しています。
他の鬼と違い人間を食べる事を自制し眠る事で体力の回復をします。
禰豆子は2年以上の間、人を食べずに過ごしています。
日の光を克服した唯一の鬼で禰津子は日中の活動が可能になりました。
一方で(日の光の克服は)鬼舞辻が探し求めていた能力で禰豆子をめぐって激しい戦いが繰り広げられました。
我妻善逸(あがづまぜんいつ)
(鬼滅の刃第60話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
女に騙されて背負った借金を元雷柱・桑島慈悟郎に肩代わりをしてもらった代わりに弟子入りしました。
本来の能力は高いが誰からも期待をされずに生きてきたことで自己肯定感が薄く卑屈な態度をとっています。
ですが、心の内ではみんなの力になりたい、自分の力で弱きものを守りたいという熱い思いを秘めています。
普段は臆病な性格ですが女が絡むと言動が粗暴になり柱や炭治郎にさえ暴言を吐きます。
ただし女の子には優しく、禰津子には特別な好意を抱いています。
(鬼滅の刃第145話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
起きている時は恐怖と緊張で力を発揮できません。
善逸は眠った時に本当の力が発揮できます。
聴覚に優れ他人の心音を聞くだけで性格や言動の虚偽を読み取れます。
しかし相手がウソをついていると分かっていても自分の信じた人のウソには騙されてあげます。
雷の呼吸の使い手です。
壱の型の霹靂一閃(6連・8連・神速)と漆の型の火雷神が使えます。
善逸は弐から陸の型を使うことはできません。
無限城で兄弟子「獪岳(かいがく)」と再会します。
獪岳は上弦の壱・黒死牟と遭遇しその強さに恐怖し鬼の軍門に下りました。
その獪岳を屠った一撃が雷の呼吸漆の型「火雷神(ほのいかづちのかみ)」です。
火雷神は善逸が編み出した型で善逸の才能のすべてが凝縮された技です。
1.舌鬼、蜘蛛鬼などの討伐
2.上弦の陸・堕姫討伐
3.上弦の陸・獪岳討伐
嘴平伊之助(はしらびいのすけ)
(鬼滅の刃第159話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
赤ん坊の頃に母親に捨てられ山で猪に育てられた野生児です。
普段は猪の面を被っていて見えませんがイケメンです。
戦いが大好きで鬼殺隊の隊員から選別試験の事を聞きつけて鬼殺隊入隊しました。
猪に育てられたのに人の言葉をしゃべれるのは、たかはると祖父に言葉を教わったからです。
その様子は「番外編・伊之助御伽草子」で描かれています。
伊之助は獣に育てられた事もあって、人の感情や優しさや気遣いを理解できずにいました。
しかし炭治郎達と共に行動をするうちに人間の感情を理解していきます。
煉獄杏寿郎の死の際には猪の面からあふれる程の涙をこぼしています。
(鬼滅の刃より引用 吾峠呼世晴/集英社)
獣の呼吸を使います。これは伊之助のオリジナルの呼吸で育はいません。
二刀流で日輪刀は刃こぼれしたものを好んで使います。
触覚に優れていて気配から相手の強さや居場所を探知出来ます。
また、心臓の位置をずらして急所を外したり体中の間接を自在に外して動く、毒に強いなどの人間離れした身体能力の持ち主です。
(すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!第21話より引用 サクライタケシ・吾峠呼世晴/集英社)
上弦の陸との戦いで毒にやられた際、担当編集に「伊之助死なないですよね?」と聞かれた互峠先生は「わかんないです」と答えたのだそうです。
1.下弦の壱・煙霧の討伐
2.上弦の陸・堕姫の討伐
3.上弦の弐・童磨の討伐
栗花落カナヲ(つゆりかなを)

(鬼滅の刃第44話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
親に売られて奴隷商人に連れられていたところをしのぶとカナエに助けられて一緒に生活を始めます。
その後、鬼殺隊に入隊してしのぶの継子になります。カナエと同じ花の呼吸の使い手です。
幼少期の生活苦で頭にプツンと音がして以降、感情を失い一人では何も決める事が出来なくなりました。
炭治郎に出会うまで、カナヲは迷った時はコインを投げて行動を決めるようにしていました。
「カナヲは心のままに生きる」と炭治郎に言われて自分の意志が芽生え始めます。
無限城ではカナエ・しのぶの姉妹を殺害した仇敵、上弦の弐「童磨」と相対します。
その際にカナヲは童磨に「この世に生まれてきた人たちがあたり前に感じる喜び、悲しみや怒り体が震えるような感動があなたには理解できないんでしょ?」と発します。
幼少期の体験で感情を失っていたカナヲの言葉には格別の重みと成長を感じることが出来ますね。
(鬼滅の刃第162話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
しのぶの継子で花の呼吸の使い手です。
カナエも花の呼吸を使うので元々はカナエの継子だったのかもしれません。
基本的な身体能力は高く炭治郎の同期の中ではいち早く常中を会得していました。
童磨からもしのぶよりつよいかもしれないと思わせていました。
視力に優れを見切る力に秀でています。
家事は苦手らしく炭治郎の見舞いに来た隠しに「何事もやりっぱなし」と愚痴られるポンコツな一面もあります。
1.上弦の弐・童磨の討伐
不死川玄弥(しなずがわげんや)
(鬼滅の刃第115話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
風柱・不死川実弥(しなずがわさねみ)の弟です。
幼いころに実弥以外の親兄弟を鬼に殺されています。
殺した鬼は玄也の母親でした。
実弥が鬼になった母親を倒してくれたのですが、家族を失ったショックで「母親を殺した」と実弥を責め兄弟は疎遠になってしまいます。
その一件以降、玄也は兄に謝りたい一心で鬼殺隊に入隊します。
柱昇格に強い意欲を持ち鬼殺隊の仲間に対しても不愛想な態度をとりますが人づきあいが苦手なだけです。
柱稽古の際には炭治郎や仲間たちと打ち解けていました。
(鬼滅の刃第106話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
玄弥は呼吸が使えないので、銃による遠隔攻撃と鬼と同じ超回復能力を持っています。
また味覚の能力で鬼を食べて鬼化する特殊体質の持ち主です。
鬼化するとあいての血鬼術を使うことができますが日の光を浴びると消滅してしまいます。
鬼と同じように頸を落とされなければ生きています。胴を切られた時も身動きしていました。
1.上弦の肆・半天狗の討伐
2.上弦の壱・黒死牟の討伐