闇を統べる者たち!!十二鬼月を徹底解説
・上弦の壱から陸と下弦の壱から陸の計12名で構成。
・十二鬼月に選抜されると目に数字が刻まれる。
・上弦の壱が最も強く下弦の陸が最も弱い。
・入れ替え戦で序列を変更できる。
(鬼滅の刃第52話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
目次
十二鬼月下弦
(鬼滅の刃第52話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
十二鬼月の一員ですが柱達に何度も倒されている為、無惨や上弦に蔑まされています。
数字を刻まれてもその後の成長が見込めないと資格をはく奪される場合があります。
下弦の伍…累(るい)
(鬼滅の刃第35話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
両親は鬼となった累を受け入れられず殺害を試みますが累には敵いません。
累は子を守れない偽物の両親と二人に逆恨みし殺害してしまいます。
本物の家族の絆を求めて那田蜘蛛山で弱い鬼を集めて家族ごっこをしていました。
累の強力な攻撃に窮地に陥る炭治郎ですが禰津子が身を挺して守ります。
その姿に「本物の家族の絆」を見出した累は感極まって禰津子を家族に引き込もうとします。
しかし炭治郎に拒否され、後から駆け付けた水柱「冨岡義勇」の手で葬られました。
死に際、累は両親の親心に気付きます。そして本当は謝りたかった事も。
孤独に消滅していく累に「一緒に地獄へ罪を償いに行こう」と両親が現れました。
無惨も人間時代に病気に苦しんでいた経験があるので累に自分を重ねていたのかもしれませんね。
下弦の弐・参・肆・陸
(鬼滅の刃第52話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
そして怒りに任せて煙霧一人を残して下弦を解体します。
下弦の壱…魘夢(えんむ)
(鬼滅の刃第54話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
そして無惨の血を与えられ強大な力を手に入れます。
「花札の耳飾りのある鬼狩りを始末すれば更なる血を与えよう」
無惨の血を欲する魘夢は炭治郎の命を狙います。
魘夢は強くなるために列車と融合し多くの乗客を食べ続けていました。
炎柱・煉獄は怪しい列車の噂を聞きつけ夢列車に乗り込みます。
炭治郎一行も煉獄に聞きたいことがあったのでしのぶの紹介を受け夢列車に乗り込みます。
夢列車に乗り込んだ炭治郎一行を始末するため、魘夢は炭治郎たちの核の破壊計画を実行します。
しかし炎柱・煉獄杏寿郎を筆頭に各々が乗客たちを守るため役割を果たします。
結果、乗客たちの命を守り核の破壊計画も失敗します。
その末路は救いの無い終わりでした。
十二鬼月上弦
(鬼滅の刃第98話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
無惨からの信頼も厚く両目に数字を刻まれている。
上弦たちは無惨に心酔し恐れる事はなく完全肯定している。
上弦の陸・堕姫(だき)・妓夫太郎(ぎゆうたろう)
(鬼滅の刃第76話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
永きに渡って花街に潜み美しい遊女を食べ続けた鬼。
人間時代の名前は「梅」で、由来は母が患っていた病気(梅毒?)から来ています。
美しい姿と強い柱を7人葬っている功績から鬼舞辻の寵愛を受けています。
本体とは別に遠隔で着物の帯を操る血気術を使い美しい遊女を地下にある食糧庫に保管しています。
(鬼滅の刃第88話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
両手に鎌状の武器を持ち、血鬼術は追尾機能の備わった猛毒入りの血鎌を広範囲に飛ばします。
兄が完全に目覚めると堕姫の額に第三の目が現れ、兄妹で強力な連携攻撃を繰り出すことが可能になります。
兄の妓夫太郎と堕姫の両方の頸を切り離した状態にすることで消滅します。
(鬼滅の刃第90話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
花街への潜入調査に行った音柱・宇随天元の妻2人が音信不通になった事で天元たちも遊郭へ向かいます。
天元の妻を含む多くの遊女が堕姫の食糧庫に保管されていました。
堕姫は遊郭で花魁として過ごしながら人間を食していましたが炭治郎たちに正体を暴かれます。
堕姫は天元の前になす術もなく圧倒されますが追い込まれた堕姫から兄の妓夫太郎が姿を現します。
激戦の末に炭治郎と天元が妓夫太郎を、善逸と伊之助で堕姫の頸を斬る事に成功します。
(鬼滅の刃第96話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
その様子を見た炭治郎は「罵詈雑言は本心でない」「兄妹だけは仲良く」と窘められ妹・梅は消滅します。
消えゆく様子を見ながら太郎は幼き頃の梅を思い出します。
育てたのが俺じゃなかったら妹にはもっと別の(幸せな)人生があったのではないかと。
地獄への道で太郎は梅と再会しますが「お前など妹ではない」「俺とは反対の明るい道を行け」と梅を追い返します。
太郎の行く道は地獄、しかし梅は「いつも一緒にいるって約束したじゃない」と泣きながら兄の背中におぶさります。
他人から許される事の無い兄妹はお互いに寄り添い合い二人揃って地獄へ向かいました。
新上弦の陸・獪岳(かいがく)
性格・能力など
(鬼滅の刃第143話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
人間時代は雷の呼吸の使い手として善逸の兄弟子として一緒に修業していました。
しかし「壱の型」だけは会得できませんでした。
ある日、黒死牟と遭遇しあまりの恐怖に命乞いをして鬼落ちしてしまいました。
鬼と化した獪岳は雷の型と血鬼術をミックスさせて斬りつけた場所から皮膚が裂ける技を繰り出します。
(鬼滅の刃第135話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
その頃、鬼に遭遇した獪岳はわが身可愛さに行冥たちを鬼に売って自分だけ逃げだしたこともあります。
鬼殺隊入隊後の獪岳は元雷柱の寵愛を受けていた善逸に嫉妬心を持ち、つらく当たっていました。
心に穴が開いている為、幸せが零れ落ち続け獪岳の心は最後まで満たされることはありませんでした。

(鬼滅の刃第145話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
獪岳は鬼と化し師の桑島慈悟郎が腹を切って責任を取った伝えられました。
師の無念と兄弟子の不始末を付けるため善逸は獪岳との決戦に臨みます。
鬼の本拠地無限城で会敵した二人はお互いのわだかまりと確執をぶつけ死闘を繰り広げます。
上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)
(鬼滅の刃第111話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
芸術家気取りで殺害した人間で作品作りに励んでいますが作品をバカにされると激高します。
口が悪く上弦が集合した時には「猗窩座様が死んだのかと思った」と毒づきました。
また無一郎との戦いでは子供のような口げんかもしていました。
情報収集探索能力に優れ、刀鍛冶の里の場所を探り当てました。
多彩な能力で壺への高速移動や毒針攻撃、人を水に閉じ込める事もできます。
壺に近づいた人間を瞬時に食し魚の形をした分裂体を生み出します。
本来の姿は金剛石よりも固い鱗で覆われた半魚の格好で触れたものを魚に変えます。
他の鬼と同じように頸を斬ると消滅します。
(鬼滅の刃第121話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
里で多くの刀鍛冶を殺し滞在していた霞柱・時透無一郎と交戦します。
一時は無一郎を圧倒するほどの力を見せつけます。
窮地に追い込まれた無一郎が記憶を取り戻すと状況は一変します。
玉壺は真の姿で迎え撃つもあっさりと倒され最後は細切れにされて消滅します。
鬼としての玉壺は救うことのできない悪党だったのでふさわしいみじめな最期でしたね。
上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)
(鬼滅の刃第98話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
気配の隠し方が巧妙で柱でも姿を見るまで鬼と認識できませんでした。
半天狗は窮地に陥れば陥る程に強い分裂体を生み出して生き延びてきた成長する鬼なのです。
頸を斬っても分裂するだけで分裂体の頸を斬ると更に分裂する特性を持っています。
喜怒哀楽の4体に分裂した時が強さのピークでそれ以上に分裂すると個々の分裂体は弱くなります。
(鬼滅の刃第106話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
名前の通り怒りの感情を前面に出していて好戦的。
もっている錫杖は雷を呼び起こす。
(鬼滅の刃第106話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
団扇の力で無一郎を遥か彼方へ吹き飛ばしてしまった。
(鬼滅の刃第108話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
口からの強力な音波の攻撃を繰り出します。
(鬼滅の刃第109話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
さらに4体が合体すると憎珀天に変身します。
(鬼滅の刃第116話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
雷攻撃や木の竜をあやつり強力な範囲攻撃を仕掛けてきます。
(鬼滅の刃第114話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
隠れるのが得意で窮地に追い込まれると感情を具現化した新しい分裂体を生み出します。
頸の強度が非常に強く並みの日輪刀では刀が折れてしまいます。
(鬼滅の刃第114話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
里に滞在していた炭治郎、不死川玄弥、禰津子と応援に駆け付けた恋柱・甘露寺蜜璃と交戦します。
半天狗本体を炭治郎たちが追い、その間は蜜璃が憎珀天を抑え込みます。
半天狗本体は夜明け間近まで逃げ回りますが新しい日輪刀によって炭治郎に頸を切られて消滅します。
新上弦の肆・鳴女(なきめ)
(鬼滅の刃第98話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
髪の毛に隠れて見えませんが一つ目です。
空間操作能力に優れており琵琶を奏でることで無限城の物理法則を自在に操り瞬間移動などもできます。
無限城に十二鬼月を招集する際や、襲撃時にも鳴女が転送するなど有能な能力者です。
戦闘能力は高くありませんが探知能力に秀でていることから無惨には重宝されているようです。
半天狗の討伐後には目に肆の文字を刻まれていることから上弦の肆に昇格したと考えられます。
(鬼滅の刃第134話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
無限城の構造を巧みの変更しながら鬼殺隊の動きを封じる絡め手で勝負を仕掛けます。
無限城では蛇柱・伊黒と恋柱・蜜璃と鉢合わせています。
上弦の参・猗窩座(あかざ)
(鬼滅の刃第63話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
強い者と戦う事が生きがいで弱者を嫌っています。
人間でも強いと認めれば鬼への勧誘を行い、忌み嫌った炭治郎の事も勧誘しています。
童磨より上の位にいましたが入れ替え戦によって追い抜かれてしまいました。
しかし強くなるために栄養価の高い女を食べたり殺したりする事はしなかったと童磨によって明かされています。
猗窩座の放つ技名は人間時代に見た花火が原型になっていて羅針盤の紋様も花火から来ています。
(鬼滅の刃第63話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
たまたま近くにいたという理由で無惨から炭治郎抹殺を命じられたのです。
煙霧とのダメージの大きい炭治郎に代わり炎の柱「煉獄杏寿郎」が迎え撃ちます。
猗窩座は杏寿郎の強さを認め仲間に誘います。
しかし勧誘を拒否され交戦は続行し激闘の末、杏寿郎を葬ります。
夜明けが近づいた猗窩座は日の光から逃れるために場を抜け出しますが、その際に炭治郎に一太刀浴びせられます。
その出来事を無惨に罵られ炭治郎に対し強烈な遺恨を残しています。
(鬼滅の刃第152話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
痣が発現し大幅に戦闘力が向上した二人でさえも猗窩座の強さに押されています。
羅針盤とよばれる闘気を察知する能力で二人を追い詰めます。
激戦の末、新たなる強さに目覚めた炭治郎と頸を落とされても戦い続ける猗窩座。
仇敵同士の宿命の戦いの結末はいかに…
上弦の弐・童磨(どうま)
(鬼滅の刃第144話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
相談を受けながらも本当は他人の喜怒哀楽が理解できず、楽しいふり悲しいふりをして取り繕っていました。
そして存在しない極楽や神様の存在を信じていた大人たちを見下していました。
鬼になってからは「現世のあらゆる苦痛から解放するため」とうそぶいて人々を殺しています。
猗窩座を追い越し上弦の弐の座に就いています。
100以上年前に妓夫太郎を鬼の世界に招いたのも童磨で当時は上弦の陸でした。
(鬼滅の刃第159話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
しのぶにとって童磨は姉・カナエの仇敵で負けられない戦いでした。
童磨は凍るような吐息と対になった扇をもちいて攻撃を仕掛けしのぶを追い詰めます。
渾身の突き技と新たに調合した強力な毒さえも凌ぎ、しのぶの無念は果たされませんでした。
しのぶを取り込もうしたその時にカナヲが駆け付けます。
カナヲは大好きだった師・しのぶの死を目の当たりにし不退転の覚悟で童磨に挑みます。
上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)
(鬼滅の刃第137話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
序列を重んじる性格で童磨に対する猗窩座の態度に業を煮やし腕を切り落とします。
月の呼吸の使い18以上の型を繰り出してきます。
透き通る世界も会得しあらゆる能力で人間を超越しています。
(鬼滅の刃第171話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
痣を発現した3名の柱を相手にして尚、黒死牟は強さで圧倒します。
しかし諦めずに食らいつく4人の隊士。
黒死牟の髪と肉片を食べた玄弥は血鬼術を使い特殊な銃弾で黒死牟の動きを封じます。
千載一遇の好機を得た3人は黒死牟に一斉攻撃を仕掛けますが…
(鬼滅の刃第174話より引用 吾峠呼世晴/集英社)
名家の生まれで剣の才能にも優れていたが、双子の弟「継国縁壱(つぎくによりいち)」の才には到底及びませんでした。
巌勝の弟・縁壱は鬼殺隊最強として語り継がれる日の呼吸の使い手だったのです。
縁壱の才に嫉妬し続けた巌勝は無惨と出会い永遠の生命に手を出してしまいます。
禁断の力を得て黒死牟と化した巌勝と神の寵愛を受けた縁壱。
ある満月の夜、運命の二人に結末がやってくるのですが…
異色の傑作「鬼滅の刃」の単行本は賛発売中です。